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執筆者の写真榊原 将/HR Linqs, Inc.

Exempt従業員に必要な給与額が9万ドル?

毎年1月に多くの州や都市で最低賃金の改定がある。


最低賃金の改定と共に、州によってはExempt従業員に必要な給与額も改定される場合がある。


例えばカリフォルニア州では、2022年の現時点での最低賃金は以下である(各都市によって異なる場合がある)。

  • 26名以上の企業:時給15ドル

  • 25名以下の企業:時給14ドル

企業の規模によって異なる最低賃金が制定されているが、2023年1月からカリフォルニア州の最低賃金は15.50ドルとなる。


カリフォルニア州でExempt従業員に必要な給与額は「州の最低賃金の2倍」なので、Exempt従業員は6万4,480ドル(週給1,240ドル)となり、全米でも最も最低賃金の高い州の一つである。


物価上昇率によって実際の給与額は異なるものの、ワシントン州でもExempt従業員に必要な給与額は高騰する。


以下の表を参照(2024年以降は物価上昇率により変更)。


2028年1月のExempt従業員には9万ドル以上の給与が必要な計算となる。


結果、ワシントン州で就労をする多くの従業員がNon-Exempt従業員に分類されることが予想される。



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