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執筆者の写真榊原 将/HR Linqs, Inc.

週休3日制の中止

ファストカジュアル・レストランチェーン(ハンバーガー)のシェイク・シャックでは、2019年から一部ジェネラル・マネージャーに適用していた週休3日制度を一旦中止することを発表した。

シェイク・シャックでは2019年より採用競争力を高めると共に、エンゲージメントや定着率を向上させるために試験的に週休3日制度を導入していた。


この取り組み自体がCOVID-19の影響で停止されていたこと踏まえ、今回一旦中止をすることが決定されたようである。


働き方の変化が話される時にトピックとなるものの一つに労働時間の短縮がある。労働時間の短縮について話される際には必ずといってよいほど週休3日制が議題となり、試験的に週休3日制を取り入れている企業もある。


シェイク・シャックは、一時中止であり将来的に再度取り組みを検討することがあるとしながらも、今後はより多くの人材を採用すること、より高い賃金で採用することでエンゲージメントや定着率の向上を計るアプローチを行うようである。


シェイク・シャックでは既に既存の従業員に対して総額900万ドル以上の昇給、そして100万ドルを採用ボーナスとする取り組みが行われており、今後はこの点がさらに強化されることとなる。


また、現在のシェイク・シャックの平均時給は15ドル以上であるが、今後はさらに上昇することとなりそうである。


とはいえ、週休3日制という取り組みは非常に魅力的であり、応募者にとっては一つ大きなベネフィットが無くなることとなる。ポジションによっては、応募数に影響は出ることだろう。

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