The Federal Emergency Management Agency (FEMA: 連邦緊急事態管理局)で、地震、ハリケーン、竜巻、洪水、火山や津波含む18種類の自然災害について、全米にある3,000ほどの各郡でのリスクが特定の基準によって計算された。
上位からリスクレベルが高い郡は:
CA州LA郡
NY州(ブロンクス)
NY州NY郡 (マンハッタン)
NY州Kings郡 (ブルックリン)
FL州マイアミ
PA州フィラデルフィア
TX州ダラス
MO州セント・ルイス
CA州リバーサイド
CA州サンバルナーディーノ
少し予想外の結果となっているが、FEMAの指標は、自然災害の頻度、社会的に脆弱な人の数、どの程度の資産が危険にさらされるか、災害後の地域復興度合い等の詳細を数値化しているものである。
よって、貧困層が多かったり、高額な資産が集まっている大都市はリスクが高いとされている。つまり災害の頻度ではなくて、災害の被害の大きさをリスクとした指標となっている。
例えば竜巻被害という観点から考慮した場合、オクラホマ州ではニューヨーク市(郡)での2倍の竜巻発生頻度があるが、ニューヨークでは人の数で20倍(資産価値が20倍)近くあるため、リスク度合いが高いことになる。
自分自には起こらないであろうという慢心が最も大きな被害を呼ぶということのようだ。
なお、災害のタイプ別のリストとなると、以下の結果となる。
FL州マイアミ:ハリケーン・雷・河川の洪水
HI州ハワイ:火山
HIホノルル:津波
TX州ダラス:雹
PA州フィラデルフィア:熱波
CA州リバーサイド:山火事
COVID-19という一生に一度(であってほしい)とも言える世界的な危機が今も継続しているが、この調査結果は、リスクを考慮して生活をする重要性を考える一つのきっかけとなるかもしれない。
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