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執筆者の写真榊原 将/HR Linqs, Inc.

屋外飲食スペース

2022年2月の雇用統計で、レストラン・バーの飲食業も雇用が大きく増加した。

2020年3月以降、最も大きな被害を受けた業態である飲食業は、屋内での店員制限を含めて大掛かりな運営形態の変更を求められたが、業界を救った規制変更と言われているのが屋外飲食スペースの設置許可である。


Yelp社の調査によるとパンデミック以降、約1万8,000件のレストランが屋外ダイニングを追加で記載している(現在約2万6,000件)。2020年2月に屋外ダイニングスペースについて記載していたのが8千件であったので3倍強増加したこととなる。


限定的に承認されている屋外ダイニングスペースは、車道のレーンを減らすことにより運営されている場所も多い。


顧客も選択がある場合は屋外で食事をしたいと考えている場合が多く、今後この屋外ダイニングスペースが恒久的にもしくは期限を延長して承認されるかどうかという点は動向を追いたいところである。


安全面を考慮して、また飲食業の救済措置として行われた対応であるが、オミクロン株の影響が少なくなり制限が撤廃された後も引き続き屋外ダイニングスペースを提供する場合、以前よりも多くの従業員が必要になることも考えられる。飲食店側はさらなる人材確保策を検討する必要が出てくるかもしれない。

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