11月1日にニューヨーク市でPay Transparency(給与額の透明化)が施行された。
この法律によって企業は各ポジションの給与額を開示する義務が出てきた。
当初は5月に施行が予定されていたが、多くの企業からの異議があり延期となり、半年間の準備期間を得て実現されたこととなる。
性別や人種等々での賃金格差を是正することを目的にされた法律であり、企業は求人広告に各ポジションの給与額のレンジを公表することが義務付けられる。
なお、企業では求職者のスキルや経験を含める複数要素に基づいて賃金を提示することが必要となるため、給与幅が非常に広いポジションも多く見受けられる。
以下、ニューヨーク市にて求人広告で開示されている大手企業のポジションと給与額である。
アマゾン:
◦ ソフトウェア・エンジニア:$115,000 - $223,600
アメリカン・エキスプレス:
◦ シニア・マネージャー、クライアント・マネージメント:$80,000 $155,000
シティ・グループ:
◦ シニア・アナリスト、ウェルス・マネージメント:$72,550 - $108,830
グーグル:
◦ YouTubeソフトウェア・エンジニア:$126,000 - $190,000
◦ ビジネス・プランニング・リード(10年以上の経験):$184,000 - $276,000
ベライゾン:
◦ データ・サイエンティスト:$114,000 - $211,000
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