3月中旬のStay-at-Home以降、外食産業の雇用は継続して回復していた。
しかし秋・冬と季節が寒冷期となり、そしてホリデーシーズンの営業が制限されたことでレストラン業界の売り上げが10月・11月と連続して減少し、雇用数も減少している。
州単位では11月は雇用者増数よりも、失業者数が上回っている州が36州ある。
以下、レストランでの雇用者数が11月に減少した州である:
◦ イリノイ州:3.1万人減
◦ ミシガン州:9.9千人減
◦ ミネソタ州:9.1千人減
◦ ニューヨーク州:7.2千人減
◦ インディアナ州:6.8千人減
◦ ニュージャージー州:6.8千人減
◦ マサチューセッツ州:6.6千人減
雇用者数は引き続きCOVID-19以前より210万人ほど下回っている。
各州単位でみると、47州そしてDCでは2月の雇用水準を下回ったままである。またその内16州では雇用は20%以上も減少している。
外食産業全体での売り上げとしては、国内外のビジネストリップの停止、減少や旅行客の減少も大きく絡んでいる。
全米レストラン協会(National Restaurant Association)の調査によると、高級レストラン(ファイン・ダイニング)に分類されているレストランは通常、1年間の売り上げのうち平均41%が他地域・他国からの旅行者によるものであるが、高級レストランの25%程度は旅行者による売り上げが60%ほどを占めていたため一層大きな打撃を受けているとの結果である。
ビジネスおよび個人旅行が制限されていることにより、高級レストランの売上が大幅に減り、今年の6月から11月では旅行者からの売り上げ高はわずかに19%までに落ち込んでいる。
地元に根付いているレストランも厳しい状況が続いているが、観光客や旅行者に売り上げが依存しているレストランはさらに厳しい状況となっている。
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