US Labor Department(米国労働省)の発表によると、11月の米国での雇用実績は21万人増で、市場予想の55万人増加を下回った。
今回の発表で併せて53.1万人増と発表されていた10月の数値は、54.6万人増と上方修正された。
失業者数は54万2,000人減少して、690万人となり、失業率は前月比0.4%ポイント低下で4.2%、平均時給は前年比4.8%増加という発表もされた。
長期失業者(27週間以上無職)の数は220万人で、全失業者の32.1%を占めている。
雇用実績が予想を大幅に下回ったことから、求職者が引き続きCOVID-19の状況を懸念しているともみられる。
他方で失業率4.2%はCOVID-19以降で最低水準となり、COVID-19以前の3.5%の水準まで回復するのは時間の問題かもしれない。
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