ギグワーカー、特にUber社やLyft社で働く労働者をどのように分類するか、というのは以前から議論が絶えない。
各州でも異なる法律はあるものの、現時点では多くの労働者がIndependent Contractor(独立業務請負人:IC)として働いている。
従業員・IC問題が大きく話題となっていた際に、UberやLyftを使用する度に、実際はどちらの方が働きやすいのかという点をドライバーに聞いて回っていた。
その時には大多数のドライバーがICの方が自分で好きな時間に働けるから、このままの方が良いという回答であった。
COVID-19前の出来事なので今は果たしてどういう考えなのか。
さてそんな中で先日バイデン政権がUberやLyftを含む、いわゆるギグワーカーに対して、ICではなくて従業員へ再分類することが可能となる法案が発表された。
こうなると労働者のフレキシビリティが少なくなるが、企業からの保証は多くなる。
健康保険や残業代の支払い等々でコストが大きくなることから、利用料金も大幅に上昇することが考えられる。
特にカリフォルニア州ではICでの契約については厳しいルールが定められているが、Uber社やLyft社等はこの法律から除外されており、現時点では引き続きICとして雇用が可能となっている。
まだ提案の段階なので、施行されるのか否か、施行される場合はいつからなのか等は未知であるが、 近い将来この影響が出てくる可能性はある。
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