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執筆者の写真榊原 将/HR Linqs, Inc.

Great Resignation(大辞職)の原因 

数か月前から米国での雇用マーケットは、人手不足とGreat Resignation(大辞職)という2つの大きなキーワードで語られている。

今回はGreat Resignationの原因について説明をしたい。


2020年4月には1984年の観測以来、失業率が最も高い水準となり14.8%に達した。


COVID-19 収束が近づくと共に、今度は多くの従業員が自ら辞職をするというGreat Resignation(大辞職)と称される現象が続いている。


マイクロソフト社の調査によると今後1年以内に会社を辞めることを検討している労働者が41%、また求人サイトのモンスター社の調査によると95%の労働者が現在転職を考えているという。


高水準な失業率から回復したばかりで、今度は辞職が急増するという状況になったのは何故なのか。


最も人手不足が目立っているのはサービス業であるが、ここ数か月で辞職が多いのはハイテク業界とヘルスケア業界である。


そしてこの原因となっているのはバーンアウト(燃え尽き症候群)であり、柔軟性の不足から生じたワークライフバランスの欠如であると考えられている。


労働者が優先順位を見直している状況の中で、雇用主にとって柔軟性というのは重要なポイントになりそうである。

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