11月5日にUS Labor Department(米国労働省)から10月の雇用者統計が発表された。
2019年からの非農業部門の雇用者数の推移を以下のグラフで確認してみたい。
雇用者数については2021年に入ってから予想を下回る月はあったものの、毎月増加している。しかしながら、民間の労働力人口(Labor Force)は2020年2月と比較すると約300万人少ない。
また労働力人口と15歳から64歳までのWorking-Age(生産年齢)人口から算出される労働参加率は61.6%と、1970年代初頭依然の低い水準に留まっている。
雇用者数:
10月 | 9月 |
53.1万人増(予想45万人) | 31.2万人増(19.4万人増から上方修正) |
主要な業界別雇用者数:
建設業 | 4.4万人増 |
製造業 | 6万人増 |
運輸・倉庫業 | 5.44万人増 |
専門職・ビジネスサービス業 | 10万人増 |
教育・健康サービス業 | 6.4万人増 |
レジャー・サービス業 | 16万人増 |
政府関連 | 7.4万人減 |
失業率・失業者数:
10月 | 9月 |
4.6%・約740万人 | 4.8%・約770万人 |
長期失業者数(27週以上無職):
10月 | 9月 |
230万人 | 265万7,000人 |
平均時給:
人材不足が継続していることから、多くの企業が給与の値上げにより雇用を確保しようとしているため、最近注視されている数値である。
10月 | 9月 |
30.96ドル(11セント・0.4%増) | 30.85ドル |
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