雇用マーケットも順調に回復をしている中であるが、大学の学位を保持しているかどうかで再就職率が大きく異なるようである。
COVID-19の影響で職を失った労働者のうち、再就職を出来ずにいる人数に大きな差が表れている。
学士号以上の労働者:18.8万人
学士号を保持しない労働者:400万人
2021年3月に米国全体で91.6万人の雇用の増加があったが、学士号の無い労働者の雇用はそのうちの7千人のみである。
COVID-19の初期のデータが発表された際も、米国での平均時給額が極端に増加していたことがあった。通常は0.5%前後をしている上昇率が3%-4%上昇していたかと思うが、このデータは低所得者層が最もCOVID-19での影響を受けた(レイオフ等)ことが理由であった。
現在は手厚い失業保険が提供されてたり、まだCOVID-19における安全面での不安があるため、自ら率先して雇用を探していない労働者も多数いるのは間違いないが、雇用が増えたとしても学士号が無いということで就職が不利になるのは明らかである。
現状はNo-College-Degree Recession(学士号の無い労働者不況)と言っても過言ではないというアナリスト発言もある。就職が出来ない期間が長いほど、就職に不利になるという側面もあり解決方法を模索する必要がありそうだ。
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