9月3日にUS Labor Department(米国労働省)から発表された雇用統計の数値は、予想を遥かに下回る数値であった。
過去数か月に渡り雇用者数が大幅に増加していたレジャー・ホスピタリティ業界の雇用者数伸び悩みが大きく影響している。
しかしながら、比較的賃金が高い業界での雇用が増加したことで、平均賃金は上昇した。
8月の雇用統計において、COVID-19のデルタ株の不安が、引き続き雇用に大きく影響をしていることがわかる。
また、人材不足が深刻なレストランでは、人手確保のため犯罪歴(軽罪)のある人を含み、以前であれば雇用を躊躇する人材を採用する例も増えており、結果、顧客離れが起きたという話もニュースで取り上げられている。
米国労働省からの発表によると、レストランでは8月には4万1,500人の雇用が減少した。2020年12月以来9カ月振りの減少であり、7月までの7か月間で140万人の雇用を増加させた勢いは止まっている。
ちなみに堅調に雇用者が増加してきたものの、レストランでの雇用者数はCOVID-19以前の水準よりも約100万人(約8%)低い水準である。
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