企業への給与計算サービスを提供している米大手ADP(Automatic Data Processing)社が発表した全米雇用報告、20年12月の民間雇用者数は12.3万人減(予想6万人増)となりCOVID-19後となる20年4月以降、初めて減少した。
ADPの推計では20年4月に約1,940万人がレイオフとなり、7か月間(20年11月までに)で990万人が復職している。
12月の減少は飲食業界での制限や季節が変わり寒冷化が進んだことから生じたレジャー・ホスピタリティ業界での5.8万人の人員削減が大きな要因となっている。
また12月に行われたレイオフはディズニーやマリオットホテルのような、1,000人以上の従業員を有する企業が多かったようである。
「会社規模」
従業員数500名以上:14.7万人減
従業員数50名-499名:3.7万人増
従業員数50名未満:1.3万人減
「業界別」
レジャーとホスピタリティ:5.8万人減
貿易・運輸・公共事業:5万人減
製造:2.1万人減
教育・保険サービス:8千人増
専門職とビジネスサービス:1.2万人増
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