National Restaurant Association (NRA: 全米レストラン協会)の発表した調査結果によると、米国のレストランの11万軒強が長期的な閉鎖、または恒久的に閉鎖されている。
前回行われた9月の調査結果では10万軒が長期的な閉鎖、または恒久的な閉鎖をしているという発表であった為、この2か月で更に1万軒強のレストランが閉鎖したことになる。
寒い季節になり屋外飲食を控える消費者、さらに屋内・屋外飲食の停止措置が全国的に取られるようになったことで、レストラン・外食産業は全国的に、特にニューヨーク州やイリノイ州が最も影響を受けて苦労をしているという結果になった。
調査対象となったレストランのうち、フルサービスを提供しているレストランでは90%強が売り上げが減少し、平均で36%ほど売り上げは減少している。
このような状況下で営業にかかる費用も上昇しており、売上高に占める総人件費の割合がCOVID-19前よりも増加したと返答をしたレストランが約60%になっている。
また、37%のレストランが今後6ヵ月の間に何かしらの救援措置が無い場合には恒久的な閉鎖をせざるを得ないと回答しており、33%が状況が改善するまでの一時閉鎖を検討しているという。
2020年も終わりに近づく中、CA州では3週間のStay-at-Home令が施行開始されたことにより、本年度中に屋外・屋内飲食の許可がでるということは考えにくい。またCOVID-19の感染者数を考慮しても、中々先行きが見通せない、希望を見出すのが困難な状況である。
2021年春・夏までには何とか落ち着きを取り戻した日常が戻り、屋外・屋外飲食を楽しめるようになっていることを願うと共に、政府の支援プログラムが一日でも早く可決されることを願っている。
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